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タフチューンなし(タフは9)のフラップでこれを食らったが 一撃で79、80と恐ろしいダメージを食らった 死ぬかと思ったよ -- (名無しさん) 2014-02-05 14 40 33 80なんて高威力&ほぼ爆風な武器をTEC40で空戦のケツに撃ち込んだなら普通な出目だぞ -- (名無しさん) 2014-02-05 18 21 10
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セシア・アウェア・アハト(Sthesia Awar Acht)(CV 竹達彩奈) セシア・アウェア・アハト(Sthesia Awar Acht)(CV 竹達彩奈)【解説】 【台詞】 【解説】 生年月日…不明 血液型…不明 身長…不明 体重…不明 原作搭乗機…エクストリームガンダムR リフェイザー・タキオン(EXVS.MB、EXA VS) 通称…闇セシア 黒セシア 腕立て伏せ ケジメ厨 備考…型式番号TA-D8 【台詞】 カード読み取りアタシが、オマエに最強を教えてやるぜ!(初回のみ) おっしゃあ!アタシはセシア!いっちょ始めっか!(初回のみ) このカードで本当にいいんだな? 戦いは強い方が勝つ!力とはパワーだからな!! アタシはセシア。文句を言う奴はケジメをつけるぜ? た、たまにはしおらしくした方が、アンタは選んでくれるのか…? ふぅす!!(※)(決定) 意気地を立てな!(決定) ケジメをつけるぜ?(決定) フンドシを締め直しな!!(決定) オマエの背中はアタシが守る!(決定) っしゃあ!そうこなくっちゃな!(決定) ようし、アタシの背中に着いて来な!(決定) (※)「ふんす!」と「ウス!」が混ざった感じ カード読み取り(条件ありバージョン)新しい年は、やっぱり腕立てで始めないとな!(正月) あ?チョコレート?そういえばこの時期にやたら貰うんだよな~、どうしてだ?(バレンタイン) ほらよ、チョコレートだ。手作りでなくて悪かったな、一応やってはみたけど…ちょっとな……(バレンタイン) っしゃあ!休みだ、遊ぶぜ、弾けるぜぇ~!!(GW) 休みだし、二人でどっかに出かけないか…?ど、どこでだってオマエとする筋トレなら楽しいと思うんだ…(GW) この時期になると、セストの野郎が妙に殺気立つんだよなぁ…。なんなんだ?ありゃ(夏) おお、海に行かねぇか?べ、別にオマエの水着姿を見たいわけじゃないんだからな…っ!(夏) トリック・オア・トリート!知ってるぜ、このカボチャは割るための物じゃないんだな!(ハロウィン) 仮装かよ…。どっちかと言うと、アタシは服なんて着ない性質(たち)だと思うんだけどなぁ…(ハロウィン) 考えてみると、サンタってすげぇアスリートだよな?できれば一度、闘ってみたいぜ!(クリスマス) メリー、クリスマス……な、なんだよ?アタシだってこういう日くらいは大人しくなるさ…(クリスマス) な、なあ……来年も、オマエと一緒にいて、いいよな…?(大晦日) ルート選択・決定時どこでもいいから早くしてくれよ〜(モード選択時) サッサと決めてくれよ、ったく男らしくねえなぁ(ステージ選択時) なんだぁ?こいつはちょっと拍子抜けだな…(トレーニングモード決定) オイオイ、随分と自信が無いんだな(低難易度ルート決定時) そうこなくちゃな。流石はアタシが見込んだ男だ(高難易度ルート決定) ここで失敗するようなら、アタシがケジメを取らせてやるよ(低難易度ステージ決定時) サクッと終わらせて来な!(低難易度ステージ決定時) まあ、ここなら問題ないだろう(低難易度ステージ決定時) 準備体操ってトコロだな(中難易度ステージ決定時) 挑戦し甲斐があるってモンだぜ!(中難易度ステージ決定) オマエならきっとやれる!アタシを信じな!(中難易度ステージ決定) 生きて戻ってきてみせな!(高難易度ステージ決定) わかってるとは思うが…死ぬんじゃねぇぞ…?(高難易度ステージ決定) こいつは…!隠されていたのか?ヘヘッ!燃えるな!!(EXシーン出現) オイオイ、コイツはちょっとしたお宝じゃないか!(ボーナスステージ出現) いっちょ、ガッポリと儲けてやろうぜ?(ボーナスステージ決定) 遂に出やがったな?アタシとレオスの間に割り込む奴は、まとめてブッ飛ばしてやるぜ!!(Final決定 自機レオス(Xf)) VSコンクエスト時限定よし、行ってきな!(モード決定) オマエのこと、信じてるぜ(モード決定) オマエならやれる、アタシは知ってるぜ!(モード決定) グズグズするのは男らしくないぜ?(出撃地点選択中) 迷うことなんかないぜ?ズバーンと決めちまいな!(戦闘エリア選択中) へっ!デカい相手ほどやる気が出るってモンだ!そうだろう?(レイドボス決定時) オマエがいてくれたからこその結果だ、誇ってもいいぜ!(前シーズン結果発表 自勢力勝利) 畜生…っ!オマエはあんなに頑張ってたってのによ…!(前シーズン結果発表 自勢力敗北) あーあ。これはダメだな、ダメダメだ(前シーズン結果発表 自勢力最下位) 勝利時リザルトオマエが全て倒したんだぜ?だから、この勝利はオマエのものさ!(全機撃破) 随分と元気そうじゃねぇか。これなら、もう一回戦くらいやれるんじゃねぇか?(自機ノーダメージ) 一度もやられること無く勝つ、これが完勝ってやつだ!(自軍0墜ち) 文句のつけどころもねぇ。満点合格花丸だ!(高スコア獲得orレイドボス撃破 親密度1~2) か、勘違いするなよっ…!オマエを倒すのはアタシなんだから!そのためにナビしてるだけなんだからなっ…!!(高スコア獲得orレイドボス撃破 親密度3) さすがはあたしが、あ…愛した男だぜ。こんな恥ずかしいこと何回も言えるか!(高スコア獲得orレイドボス撃破 親密度4以上) 戦いの評価はどうかって?ったく、そんなの言われなくてもわかってんだろ?(完勝・大勝 親密度3) 勝者は胸を張るもんだぜ、こうやってな(完勝・大勝 親密度4以上) ま、勝ちは勝ちだ。ヨシとするか(親密度1~2) いや~いいバトルだった。納得納得(親密度2) どうにも煮え切らねぇなぁ。暴れ足りないぜ…(親密度1~2) オマエのことを認めているからこそ、半端は許さねぇ。次の戦いに向けて、気合入れな…(親密度3) オマエは悪くなかったさ。それだけ敵が強かったってことだ(親密度4以上) ふぅ~…もう一回やられていたらオシマイだったぜ。まあ、勝ちは勝ちさ!(辛勝) さすがはレオスだぜ!もうアタシのタキオンでも勝てるかどうか自信がねえな…(自機レオス(Xf)) すげぇ…。これがセストが言ってた~~(以後聞き取れず)(タッグ) まったく、理想的なタッグだよな。オマエ達二人はよ(タッグ) お前たちは最高のタッグさ。もうアタシに言えることはなにもねぇ…!(タッグ) 二人とも、気持ちは通じ合っているみたいだな。ッヘヘ!なんか妬けるぜ…!(タッグ) 二人とも悪くないコンビネーションだ!……が、まだまだ研鑽の余地はあると思うぜ?(タッグ) この気持ちは、オマエがオマエであることの証だ!(5連勝) 敗北時リザルト畜生…畜生…!畜生!! 今は休めよ、ゆっくりとな? 負けちまったもんは仕方ねぇ。だが、次こそは勝ぁああああつ!! どうにも煮え切らねぇなぁ(自機0墜ちorリザルト1位) 二人より向こうの方が連携が合ってた。そう見えたぞ?(タッグ) 昇格・機体熟練度アップよっしゃあ!来たぜ、昇格!(昇格) またひとつ、機体への愛が深まったな(熟練度アップ) 胸を張ってくれ。この機体は、完全にお前の物だ!(熟練度5) じ、実力を認めたってことだからな?勘違いするなよ?(親密度アップ) エンディングオマエと共に戦えたこの時間、悪くなかったぜ?(以降聞き取れず) コンティニュー立て!立つんだ!!試合終了のゴングはまだ、鳴ってねぇ!! おい、ここで終わるのか?諦めたら、そこで進化終了だぞ? 燃え尽きたぜ、灰のようにな……(ゲームオーバー) バトルナビさぁ、ケジメをつけてほしいやつから前に出やがれ!(バトル開始直後) 敵がダウンするまでは、攻撃できるぜ。100発は殴っとけ!(バトル開始直後) レーダーで敵味方の位置を把握しておけ。アタシは見ねぇけどな(バトル開始直後) アラートの方向から攻撃が来るらしいが、そんなことより攻撃だぜ!(バトル開始直後) オマエが前衛だ、前に出て敵の攻撃をとにかく引きつけろ!(バトル開始直後 僚機が自機より低いコスト) オマエは後衛だな。しばらくは味方に盾になってもらってもいいと思うぜ(バトル開始直後 僚機3000) 一人しか再出撃できない。つまり、一回墜ちただけで戦闘終了もあり得るってわけだ。あとはわかるな?(バトル開始直後 自チーム3000×2) 遠距離戦を得意とする、まどろっこしいことをしてくるヤツがいるぜ。接近してボコボコだ!(バトル開始直後 敵機射撃機) 近距離は相手の思う壺だな。趣味でやる以外はやめておけ(バトル開始直後 敵機格闘機) オールレンジ攻撃は、設置された場所を覚えておく必要があるが…。まぁ考えるな、感じろ(バトル開始直後 敵機ファンネル機) 鬼が出るか邪が出るか……フンドシを締め直しな!(敵機時限換装機) レオス…お前を倒して、アタシの存在を認めさせてやるぜ!(敵機レオス) 極・限・全・りょおおおおっく!!(一定時間経過) いいねぇ。血湧き肉踊るこの空気、こいつが戦場だぜ!(一定時間経過) オマエならやれる、このアタシがいるんだ。間違いねぇ(一定時間経過) いつも思うんだがよぉ。どいつもこいつも、どうしてビームなんか撃つんだ?男なら拳だろ(一定時間経過) (一定時間経過 僚機CPU) すぐ傍に敵がいるぞ、いますぐ逃げろ!(自機被ロック時) 狙ってきやがる…人気者は辛いぜ…(自機被ダブルロック時) 気をつけろ、複数の敵に狙われてるぞ(自機被ダブルロック時) おいおい、今はオマエが味方の盾になってやんねぇとヤバイんじゃねぇのか!?(僚機被ダブルロック時 僚機被撃破で敗北時) 誰もオマエを見てねぇけど、舐められたもんだな。視界の外からキツイの一発喰らわせてやれ!(自機放置) おいおい!あっちのヤツ倒せば、それでもう勝てるんだぞ!?(ロックしていない敵を撃破で勝利) よし、防御成功だ。すぐに反撃をぶち込んでやろうぜ!(ガード成功時) 大活躍じゃねぇか。オマエの攻撃に、敵もタジタジだぜ!(一定以上のダメージ) これ以上はヤバイ…早く、味方の後ろに隠れろ!(自機損傷甚大) そろそろヤバイぜ…。味方に盾になってもらうんだ(自機損傷甚大) 味方はまだ再出撃できるぜ、オマエは体力を温存しておけ(自機損傷甚大 自機被撃破で敗北時) 気をつけろ、体力が減ってる。これ以上無茶はできねぇぞ…(自機瀕死) 体力が残り少ないな…。よーし、ダメージが喰らいにくい戦い方ってのを実践するんだ!(自機瀕死) くっ…!味方はもう長くないか……(僚機瀕死) 味方は、あと少しで墜ちる。その時に、敵に囲まれないようにしておけ(僚機瀕死) すぐに倒せる敵がいるぜ。わかるか…?(敵機瀕死) なんだあいつ?あとちょっと小突いてやれば、倒せそうだな…(敵機瀕死) おっしゃ!オマエの勝ちだぜ!(敵機撃破) ナイスだ!敵が再出撃してくる前に、もう一人も叩き潰してやろうぜ(敵機撃破) よし、敵の着地を狙った。その調子だ(敵機の着地と同時に攻撃を当てた時) もう遠慮はいらねぇ。暴れるだけ暴れてやれ!(自機覚醒) EXバースト中の敵をまともに相手する必要はねぇ。適当にいなしとけ!(敵機覚醒) お、やるじゃねぇか。この一撃、敵にはたまらないぜ?(覚醒中に一定ダメージ) 二人の攻撃を同時に当てるとはな!コイツは敵も涙目だろ(連携成功) 敵のオーバーヒートは攻撃のチャンスだ、ぶち込んでやれ!(敵機オーバーヒート時) オーバーヒート多い!ブーストを使い切らずに着地しろよ(自機が連続でオーバーヒート) ふん、こいつは余裕だな。それとも、オマエが強すぎるんじゃないかねぇ(自軍優勢 開始30秒以内) 味方がやられた!敵は二体、オマエは一人になってるぞ!(僚機被撃破) 味方が撃墜されたか…再出撃してくるまで、逃げることだけを考えるんだ!(僚機被撃破) おいおい!もう墜ちそうってどういうことだよ!?(開始30秒以内に自機の耐久力が半分以下) オマエに傷一つついていないのはいいけど、味方は大丈夫なのか…?(開始60秒間被弾なし) おい、さっきからちっとも攻撃が当たってねぇ、ヤキ入れるぞ!(開始100秒間与ダメ200以下) 通信はこまめに送っとけよ。オマエのピンチが味方に伝わるからな(一定時間僚機と無通信) ったく、味方を攻撃してどうするんだよ…(誤射) オマエが墜ちると味方はコストオーバーになるぞ、気合いで耐えろ!(条件不明) 来たぜ?アイツがターゲットだ!(ターゲット出現) ヘッ、ターゲットさんも随分ズタボロになったもんだな。一気に決めてやれ!!(ターゲット・ボス体力半減) さあ、覚悟は決まったか?(ボス体力半減 セシア トリム) (残り45秒) (残り15秒)
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スポンサー企業 アフラック 提供番組(ネットセールス) 2024年4月現在 1億人の大質問!?笑ってコラえて!(2022年10月~) ザワつく!金曜日(2024年4月~) マツコの知らない世界(2023年10月~) 土曜プレミアム(カラー表記) 過去 世界一受けたい授業(2020年10月~22年9月) 10万円でできるかな(~2023年9月) 相葉マナブ(PT扱い・2023年10月~24年3月) 櫻井・有吉 THE夜会(~2022年9月) バナナマンのせっかくグルメ(2022年10月~23年9月) 変遷 + ... 2024年4月改編 EX 相葉マナブ(PT扱い)→ザワつく!金曜日 2023年10月改編 TBS バナナマンのせっかくグルメ→マツコの知らない世界 EX 10万円でできるかな→相葉マナブ(PT扱い) 2022年10月改編 NTV 世界一受けたい授業→1億人の大質問!?笑ってコラえて! TBS 櫻井・有吉 THE夜会→バナナマンのせっかくグルメ 2020年10月改編 NTV シューイチ(NTVローカル・7時台後半)→世界一受けたい授業 提供番組(ローカルセールス 関東) NTV、EX、TBS、TX、CX 2023年10月現在 生きるを伝える(テレ東のミニ番組・一社提供・60秒) 過去 シューイチ(7時台後半・~2020年9月)
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概要 背景 マップの構造 固有建築 解説生存者から見て 殺人鬼から見て 変更履歴 コメント 概要 グロウニング・ストアハウスGroaning Storehouse 固有建築 広い倉庫 屋内外 屋外 親マップ マクミラン・エステート 面積(平方メートル) 9984(156タイル) ※タイル数は、8x8平方メートルの領域が何個入るかの指標。 マクミラン・エステートのマップの1つ。 背景 敷地の東端にある森のそばには、廃墟となったマクミランの倉庫が佇んでいる。ちっぽけな建物群に囲まれたその巨大な倉庫では軋んだ音が頻繁に聞こえ、それはまるで焼き殺された労働者たちの苦悶によって建物自体が泣き叫んでいるかのようだ。 マップの構造 固有建築を中心に、南・東方向に放射状になる。南東に殺人鬼の小屋が生成される。 固有建築周囲は、丘あるいは低い障害物の板ポジションが生成され、さらにその外周にジャングルジムが生成される。 固有建築 向きは2パターンのうちからランダムで生成される。 ロッカーが2個固定で生成される。 発電機とチェストが建物内中央に固定で生成される。 外周の窓と板の生成パターンは固定。窓は外周に2箇所、板は1枚生成。南西方面の窓の脇に破壊可能壁を有する。 殺人鬼の小屋かどちらかに地下室が生成される可能性がある。 解説 生存者から見て 固有建築の窓枠が強い。 また、固有建築から小屋へも行き来しやすいので、その形がはまれば長時間のチェイスが期待できる。 エリアの出っぱっているところにある発電機は極力修理しないほうがよい。 殺人鬼から見て エリアの出っぱっている発電機が残されてしまうと終盤に辛くなってくる。 固有建築の破壊可能壁が残っていると非常に強力なチェイスポジションとなるので、初動で破壊できるのが好ましい。 発電機は固有建築と固有建築周りに残すことで巡回の手間を削減できる。 変更履歴 Patch 4.3.0グラフィックアップデートを実施 コメント 名前 最新20件を表示しています。ログ全文? コメント左側の◯をクリックしてから書き込むと、レス形式でコメントできます。
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――ニューヨーク州 ロングアイランド ――モントーク キャンプ・ヒーロー空軍基地 大勢のスタッフが慌しく走りまわる実験棟の中、奇ッ怪な機材で埋め尽くされたホールを見渡す テラスに、二人の人物が立っていた。 一人は白衣と眼鏡をした老人…おそらく現場責任者であろうか。 もう一人は、その場にそぐわぬ紐飾りのある軍服の男…おそらくは視察であろう。 老人が眼鏡の奥でギラつく目を精一杯笑みのかたちに歪めて、軍服の男に握手を求めた。 「このような国庫の無駄遣いの現場へ、わざわざようこそお越し下さいました」 「謙遜か、それとも今もそこに金を注ぎ込み続ける我々への皮肉かね」 「いえいえ…結果が出せぬはわしらの不始末、予算を割いていただいておるのに皮肉など…」 「…ふん」 老人に興味を失ったように握手を切り、軍服の男がホールを眺める。ホールの中央では、機材の 谷に埋もれるように一隻の大型艦船が鎮座していた。 「記録上は解体済の廃艦とはいえ、艦一隻をまるまる突入用のエアバックがわりに使うとは…」 「落ちた先になにがあるかわかりませんからな…火星と違って、観測して落着地点を決めるという わけにもいきませぬので」 老人がスタッフに手を振って合図をすると、艦を取り囲む機材に一斉に火が入った。 無数のコイル、変電機、冷却機、観測機がフル稼動し、実験対象へと電磁場が集束していく。 「さて、我々のモントークボーイは結果を出してくれるのかな」 「神のみぞ知る、でございますよ」 数秒後、眩い緑色の怪光が船体を包み、駆逐艦「ダイアクロン」は地上より消失した。 蒼拳のオラトリア 第四話「…なんで泣いてるのよ」 タコ女に襲われた数日後。 トリアさんの付き添いできた市場は、俺の想像以上にさまざまな人種たちで溢れかえっていた。 威勢良くバナナのたたき売りをしているネコ顔のおっさん。 スリの手を掴んで捻りあげているイヌ頭の軍人さん。 俺を裏通りに誘おうとしたウサギ耳の色っぽいおねーさん。 (あやうく引っ張り込まれる寸前でトリアさんに助けられた) 綺麗な反物を軒先に並べたキツネ耳の呉服屋さん。 ぶつかったやつを速攻蹴り飛ばしていた立派なトサカのニワトリ男。 (ジュリーを口ずさんでいたように聞こえたのは気のせいにしておこう) 楽器を演奏して踊ったり水晶玉であやしげな占いをしていたヒツジの大道芸人たち。 なぜか大道芸の笛の音につられて立ったり座ったりしてたヘビ頭のあんちゃん。 (自分のところにおひねり投げられて目を白黒させてたな) 少林寺の坊さんの恰好した筋骨隆々のライオン男。 たまに例外はあるものの、男はみんな獣頭人身、女性は動物の擬人化娘といった風情。不自然に 思うのは俺の感性の問題で、彼らにしてみればヒトだらけの俺の世界の方が不自然なんだろう。 とはいえ、俺に物見遊山気分でキョロキョロしている余裕はなかった。なにせ、フードを目深に かぶってこの忌々しい代物を隠さなくちゃならんのだ。 「…似合ってるのに」 トリアさんが残念そうに呟いて、フードごしに小さく突き出た二つの突起をつんつんと突つく。 どやかましいです、何が哀しくてショタでもないのにネコミミ野郎に扮しなきゃならんのですか。 うちの両親が見たら存分に爆笑したあと、世をはかなんでフライハイしちまいますよ…。 ちなみに、そういうトリアさんもパーカーのフードをしっかりかぶってたりする。サンバイザー がわりになって、昼の日差しの眩しさも多少ましになるんだとか。フードの端からぴょこぴょこと 覗いてる四本の触角がなんとなくまぬけだ。 「とりあえず、これでだいたいの用事は済んだけど…」 籠の中のハムっぽいものと野菜類を覗きこんでから、トリアさんはこっちをちらりと見た。 「…ミナミは、何か見たいものがある?」 さて、そう言われてもこっちはおのぼりさんどころか異世界人だ。どんなものがあって何が面白 そうだとか、おすすめ店の載ってる雑誌を読んだわけでもないので皆目見当もつかない……うむむ。 あ、そうだ。 「歩きまわってちょっと喉がかわきましたし、どこかでお茶にでもしません?」 「そうね……あ、ちょっと待って」 ふとトリアさんがある露店の前で足を止める。 「買い忘れがあったから、そこで待ってて」 「はい」 トリアさんが露店の主のところに行ったので、俺は籠を預かって少しそのへんで休むことにした。 ただ突っ立って見ているだけでも、でかいのちっこいの色んな人たちが通りすぎて正直飽きない。 子供の頃、水族館や動物園を物珍しげに駆けまわってたのを思い出すなあ。 そんな風に油断していると、俺の肩をぽんぽんと叩くものがあった。 「…? !!!」 振り向こうとした瞬間、抵抗する暇もなく物陰にぐいっと引きずり込まれた。 感じたおぼえのあるぬるりとした触腕の感触に、即座に正体に察しがつく。 「っ…タコ女っ!?」 「はぁい♪」 二人並ぶとほとんどぎりぎりの側溝に引き込まれ、俺はフーラと対面していた。 「『ちょっと喉がかわきましたし、どこかでお茶にでもしません?』ですって? あらあら、もう 彼女とのデート気分? 妬けちゃうわねぇ…」 にやにやと口元を歪めつつ、俺の頬をつうっと撫でるタコ女。 「あんたまさか、あの夜の警告を忘れたわけじゃないでしょうね」 「うるさい、俺は単なる荷物持ちだ!」 「そのわりにはイチャイチャ楽しそうだったじゃなあい…? ほんと、何度××切り落として縊り 殺してやろうと思ったことか…!」 そういってズボンの上から俺のモノをきゅっと掴まれる。ううっ、ヤンデレタコ女に掴まれても 全然嬉しくねぇ…ついでにストーカー属性も乗っけて満貫確定って感じ…。 「あたしができないと思ってるんでしょ…いいわよ、ためしに片方潰してあげればおとなしくなる かしらね…」 ぐぐっと手に力をこめられる。…や、やめろ、洒落になってないぞっ! 「ミナミ、終わったよ…ミナミ?」 「…ちっ…」 俺を探すトリアさんの声を聞いて、フーラはするりと離れた。思わずほっと息をつく。 「あたしに会ったことはトリアには言わないのよ、まだ長生きしたければね」 そう告げると、タコ女はすうっと体色を変えつつ側溝の奥に消えた。完全に妖怪だなあいつ…。 「…ミナミ、そんなところでどうしたの」 「いえ、別に……いいタイルだなぁと思って」 側溝の壁に張りつく俺を覗きこんで不思議そうなトリアさんに、俺はそういってお茶を濁した。 「あー…なんかどっと疲れた…」 フーラに遭ったことによる疲労が背負い籠にのしかかるのを感じつつだらだらと歩いていると、 トリアさんが少し心配そうにこちらを見た。 「なれない人ごみに長くいたせいかな…」 「面目ないです…」 しかし、なんだってフーラはあんなにトリアさんに執着するんだか…親友をとられそうな友人の 行動にしては行き過ぎだよなぁ。やっぱあいつ、百合なんだろうか…。ウミユリってあんまり綺麗 じゃなかったような気がするなぁ…ていうか、そもそも植物ですらなかったような…。 「早く帰って、今日はゆっくり休んで……!?」 不意に、トリアさんが俺の背後の空を見上げてかたまった。 不審に思い、俺もそっちを振り向いてみる……何もない、いい天気だ。 「…そんな…」 どうしたのかとトリアさんの方を振り向くと、蒼白になって絶望的な声を出していた。そして、 すうっと大きく息を吸いこみ、叫んだ。 「 み ん な 逃 げ て 、 早 く ! 」 いつものかすれたような声とは比較にならない、凛とした大音声だった。 思わず、通りを歩いていた人たちが足を止めるほどの。 そして次の瞬間、異常が起こった。 港町の空を緑色の怪光が染め上げ、そして。 全長180mの、鉄の軍艦が降ってきた。 ほぼ真下にいた俺には、まるで空が降ってきたように見えて。 足がすくむとかじゃなく、ああ、逃げられないと思った。 ずしんっ! しかし、重苦しい落下音は観念して目を閉じた俺のはるか頭上で起こった。 「へ…?」 ゆっくり目を開くと、光のネットのようなものが落下物を受け止めていた。助かった、のか…? 見ると、光のネットは町の四方に立つ尖塔から伸びていた。 「ミナミ、急いで! あまりもたない!」 トリアさんの声に、思い出したように通りの人たちが悲鳴をあげて逃げまどいはじめた。人波に 呑み込まれそうになった俺は、慌ててさっきフーラに引っ張り込まれたような側溝に逃れる。 振り向くと、トリアさんの姿がなかった。 「トリアさん!?」 そのとき、逃げ惑う人の波を飛び越え、建物の屋根を踏み台にして跳躍するものがあった。 あのパーカーは間違いない、トリアさんだ…! ――身体強化魔法、詠唱開始 ――青龍殿に状況送信、限定解除申請 ――強化魔法発動、限定解除承認を確認 ピーカーブスタイルに構えたトリアさんが光のネットを足場にし、飛ぶように駆けていく。 その先には、今にもネットを突き破りそうな鉄の軍艦。まさかトリアさん、あれを自分ひとりで どうにかする気なのか!? ――拘束解除(ブレイク ザ チェイン) 低く構えたトリアさんが軍艦の横腹に辿り着く。同時にトリアさんの拳が一瞬光の縛鎖を纏い、 即座にその鎖が砕け散る。 そして彼女は右の拳を構え、思いきり……振り抜いた!! 「――88(アハトアハト)……ソニックッ!!」 ずぐおんっ!! 軍艦の横腹に大きな亀裂が走り、恐らく数十tはあるはずの船体が、恐ろしいことにほんの少し 浮き上がった。 だが、それだけ。 「くっ、浅い…!?」 浮き上がったものはやがて落ちる。 そして、もうネットは耐えられない。 おしまいだ。 …いや、違う。 俺は見た。破れかけていたネットに、別の光が重ねられていく。 思わず光の発生源を見る。それは、あのときおひねりを投げられて戸惑っていたヘビあんちゃん だった。逃げていく人たちの中に踏み止まって、彼は必死になにかを唱え続けていた。 彼だけじゃない。あやしげな占い師のヒツジ婆さんも、叩き売りをしていたネコのおっさんも、 キツネ耳の呉服屋さんも、あの客引きしてたバニーのおねえさんまで。町中から光が集まってきて、 光の色も術の方式も違うけれど、ただあの軍艦をひととき抑えるために。 そして、孤立無援だったトリアさんの元に走っていく影。 あのスリを捕まえていたイヌの軍人さんが、ライオンの坊さんが、ジュリー好きのニワトリ男が、 トリアさんとともにあちこちから飛んでくる光を全身に受けて。 「――諸刃流・青眼崩し!!」 「――七孔噴血ッ!!」 「――闘・氣・王(ト・キ・オ)!!」 「――88(アハトアハト)スクエアッ!!」 がッぎゃああああんっ 四つの光の一点集中攻撃を受けて、軍艦がくの字にへし折れ、吹き飛んだ。 町から遠く、人のいない方向へ。 町のあちこちから歓声があがった。 ヒツジ婆さんがヘビ兄さんの肩を叩き、呉服屋さんと叩き売りのおっさんが握手していた。 イヌの軍人さんは何も言わずに立ち去り、ニワトリ男はバニーさんに抱きつかれていた。 そしてトリアさんは、ムキムキの坊さんに握手を求められて困っていた。 俺はそんな光景を、側溝からじっと見ていた。 魔法の世界といわれて、そんなバカなと思っていた。 科学よりも魔法が発達した世界なんて、よくあるライトノベルみたいで現実味がわかない。 だが、今その魔法発動の現場を見てはっきりと実感した。 科学文明は沢山の人に支えられてなりたっているが、俺たちはそのことにあまり気付かない。 けれど彼らは、魔法という力で「人の心のつながり」「人の団結の力」をたしかに目の当たりに できるのだ。 なんと素晴らしい世界だろう。 そして、俺は……その団結の中には決して入っていけないのだ。 ヒトだから。魔力を持たないヒトであるから。 ……なんと、哀しいことだろうか。 「あんた、まだこんなところにいたの?」 むかつく声を聞いて振り向く。フーラが戻ってきていた。 「おまえこそ、トリアさんに見つかったらまずいんじゃなかったのか?」 軽く憎まれ口を叩いたつもりだったが、フーラは俺の顔を見て怪訝な顔をしていた。 「…なんで泣いてるのよ」 さあね……哀しいからじゃないか? (つづく)
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672 名前:月影 投稿日:2006/11/27(月) 15 41 55 [ wetx2aOg ] 終了~ DE親衛隊はかなり思いつきです。 なので、多少…今後どうなるのか不安が残っていたりしています。 なので、ヒトラー総統は武装親衛隊とDE親衛隊を手足として動かす予定。 でも、あのヒムラーやゲーリングが… 特にゲーリングかな? 魔矢に関しましては、先の航空機が壊滅近くまで陥れられたアレと同じです。 ただ威力も小さいのでそれほど資金は掛らないとの設定です。 次回はあの将来有名になる将軍様が…登場する予定です(アハト・アハトが! 673 名前:名無し三等兵@F世界 投稿日:2006/11/27(月) 20 16 10 [ DUErFeR2 ] 月影さん、投下乙です。 おお、なかなか手ごわい。でも四号戦車以降を出すためには必要なことですよね。 次回予告のアハト・アハトに期待! 最初はBf110じゃなくて、Me210をメイン化させようかなんて考えていました。 史実でMe210は、英本土上空戦で役にたたなかったBf110の後継機として作られたので、そのうち出てくるかも。 すぐMe410に生産が切り替えられると思いますが。 674 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/27(月) 21 49 38 [ 5ka/FqrI ] 投下乙。 楽しみに読んでるんだけど、ストーリとは別のところで今回はもう少し推敲して欲しかった。 一例としてだけど、 >しかし、敵の大型機械竜(爆撃機)小型機械竜(戦闘機)を合計100も落とせているのだから、全滅と引き換えには少々以上に悪い結果だ。 とか正直文章おかしいし。 675 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/27(月) 22 00 46 [ t7nPHCYc ] 俺もそれが気になった…… もうちょっと推敲して欲しいな でもそれ以外はとてもおもしろいGJ!!! 676 名前:名無し三等楽士@F世界 投稿日:2006/11/27(月) 22 10 31 [ r9DJpMoo ] 投下乙です ううむ…何気に強いぞこのF世界。 しかもT-34がいないのでⅣ号戦車は兎に角、Ⅴ号戦車以降の戦車は名前は似ていても設計がいかにもドイツっぽいものになりそうと言うか、Ⅴ号戦車がティーガーになる可能性もあるのか…。 アハト・アハトの活躍にwktk 677 名前: 名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/27(月) 23 08 43 [ a7JqDNPk ] 投下乙です ちょっと注意を。 武装親衛隊(ヴァッフェンSS)は戦闘組織であって、治安維持は一般親衛隊(アルゲマイネSS)が行ってました。武装親衛隊が出来て、一般親衛隊とは区別されるようになってます。 当時はSSTV(親衛隊戦闘部隊)と言っていましたが、ポーランド戦直前まで編成されていたのは、LAH(ライプシュタンダルテ・アドルフヒトラー)連隊、ドイッチュラント連隊、オーストリア人で編成した(アンシュルツ後はドイツ人扱いですが)デァフューラー連隊の3個連隊がありました。他にも総統護衛大隊もありましたが、コレは本当の護衛隊です フランス軍の戦車よりも強力そうな鉄竜であっても、アハトアハトには敵うまいてw 678 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/28(火) 01 02 17 [ QSfnPnqs ] 677 フランスの戦車ってほんとにピンキリだから。 どの戦車を基準にしてるのかわからんが、戦車より強い鉄竜というのはさすがにどうかと思う。 679 名前:月影 投稿日:2006/11/28(火) 06 26 29 [ wetx2aOg ] 673様 四号戦車以降はどうなるのかまだ未定です。 さてはて、一体どんな戦車が登場するのか? Me210とかをメイン扱いしたいけど、なんだかオリジナルの爆撃機とかが出来てきたので、もう少ししたらそれをメインへとしてみようかなと考えています。 674・675様 謝罪のほかありません。 >もう少し推敲して欲しかった 能力不足以外にしかないので、之以上要求を答えようにもどうかは(汗 推敲って正直難しい時とかあったりします(滝汗 >とか正直文章おかしいし。 すいません。 実を言うと、元々海軍派な月影でありまして、ドイツ海軍の資料片手に将来のドイツ軍を考えながら書き上げていたので、今回このように変な形となってしまいました。 680 名前:月影 投稿日:2006/11/28(火) 06 27 06 [ wetx2aOg ] 676様 何気に強いのは陸軍だけかも(汗 海軍とかどうやって増強してあげようか悩んでいます。 どこか、イタリアかイギリスの戦艦だけ!とか転移されちゃおうか?(へ? 次回はアハト・アハトを上手く使用するあの将軍の登場です。 677様 >武装親衛隊が出来て、一般親衛隊とは区別されるようになってます。 あ~確かそんな風にありましたね(汗 まぁ、何というかヒムラーの支配下に置かれた組織ですから一緒に混同させてもらいます。 まがりなりにも、親衛隊ですからこのF世界の国々にとっては重要視されるでしょうし(地域に派遣された場合 >3個連隊がありました。 知らない連隊名が… う~ん、これは考え直さないといけませんね。 一応連隊は後に解体されて、師団を作り上げようと考えています(あまり複雑すぎると、作品をかけなくなるので。 678様 >戦車より強い鉄竜というのはさすがにどうかと思う。 ……? ええと、どうかと思うと言われましても…自分の作品に戦車よりも強い戦竜って明記されていませんが? それとも677様の書かれているのに対して言っているのでしょうか? 自分もさすがに… 戦車よりか攻撃能力の強い戦竜なんて!考えもしませんね。 それに攻撃ばかりが攻撃方法とも限りませんので、第一、第二、第三へと波状攻撃する為にあえて… あ~だ、こ~だと連盟国の戦竜は作り上げられています(数百騎だけですけどね。 まぁ、その~次回作品にて判るのでお待ち下さい。 それと書かれていなかったのですが(忘れてた…)、魔道砲の攻撃が終える頃には戦車の損害が、電文に書かれていた通りの数字に達しています。 681 名前:長崎県人 投稿日:2006/11/28(火) 15 39 54 [ kXkOHBG6 ] 680より 『まったく、せっかくの示威航海だと言うのにこの霧か、資本主義者どもめ、運が良いわい!』 ドイツ消失後現れた土地にいちはやくソビエト連邦は進駐を開始した、二番手はフランス、両国は手を結びあい領有を主張した。面白くないのは英国である、駐仏の英軍にはまったく情報を渡さず抜け駆けしたからだ・・・いろいろあって大陸と英軍は政治的に訣別した。英国・イタリア・日という仏・ソ包囲網に、輸出で漁夫の利を得ようとする米国・・・ ブレストヘと人民が生み出した最強戦艦(自称)、ソビエツキー・ソユーズがフランスの主力艦隊と合同して大西洋で訓練航海、そののち英仏海峡にて示威航海を行おうと向かっている理由である そして霧が晴れたその時 『ここは・・・どこだ?ヨーロッパでは無いのか?』 現れたのはドイツ軍進攻に手の打ち用がない石油産出国の海沿いの首都、赤い暴風という予期せぬ逆風に、はたしてドイツ軍は耐えられるのか!? こうですか!?わかりません!!! 682 名前:月影 投稿日:2006/11/29(水) 14 00 25 [ wetx2aOg ] 長崎県人様 その案貰い受けても宜しいでしょうか?! 面白いです、本当に。 ただ、ソ連の戦艦建造等を考慮すると最低44年から45年に登場でしょうね。 まぁ、そうなるとやっとドイツも新型艦数隻できあがる予定の範囲内ですけど。 ソ連とフランスの両艦隊に、武器弾薬・病院船・工作艦も一緒に飛ばしちゃおうかな? ソ連とフランスの艦隊は、オリジナル込みの史実で作り上げようとしていた艦込みで飛ばす予定にしようと考えています。 と、多分今回は大丈夫な筈で、投稿開始いたします。
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「フィリップ! フィリップ、どこにいるんだ? 何が起こったんだ? 何も見えない……。 僕らは海の底からやってきた。何だか僕はグルグル回って……それから兄さんの声が聞こえたんだ」 化物が前後に揺れた。 ――B.Lumley "Rising With Surtsey" ステータス ※個体値0のステータスを表記しています。 No ファミリー モンスター名 種族 タイプ アビリティ スキル 314 外来 オトゥーム 虚心 潜行 アハトアハトデロドーア(潜在) カード 原/亜 レア レベル HP 攻撃 魔力 防御 命中 敏捷 属性耐性 状態耐性 原種 金 Lv.1 3600 900 900 200 1400 200 炎耐性30冷耐性30 石化耐性10魅了耐性10恐怖耐性10 Lv.70 6235 2700 2700 600 4200 600 亜種1 白金 Lv.1 3700 1000 1000 300 1600 300 炎耐性40冷耐性40 Lv.90 6922 3500 3500 1050 5600 1050 亜種2 白金 Lv.1 3900 900 900 400 1500 200 炎耐性40冷耐性40 Lv.90 7296 3150 3150 1400 5250 700 Illustrated by dys 入手方法 通常個体ショップ:期間限定ショップ 備考 元ネタ クトゥルフ神話に登場する邪神。クトゥルフなどと同様の水の旧支配者 眷属であるペシュ=トレンを使い現代の情報を収集していた クトゥルフと微妙に対立していたようだ 具体的な姿の描写は見受けられないが、ペシュ=トレンは「ねじれた綱のような触手とあいた複数の口を持つ、黒いヌメヌメと光る十フィートの塊」と描写されている 出演 新編 真ク・リトル・リトル神話体系5収録『盗まれた眼』(ブライアン・ラムレイ) コメント 名前 コメント 外来 潜行 虚心
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登録日: 2012/01/28(土) 16 35 34 更新日:2024/03/10 Sun 16 21 44NEW! 所要時間:約 11 分で読めます ▽タグ一覧 おっぱい星人 ガンダールヴ クロスオーバーの犠牲者 シュヴァリエ ゼロの使い魔 ゼロ魔 リーヴスラシル 主人公 地球なめんなファンタジー 平賀才人 日野聡 漂流者 異世界召喚 英雄 下げたくない頭は、下げられねえ! CV.日野聡 『ゼロの使い魔』の主人公。 名前の由来は平賀源内で、小説の原案では発明少年だった。彼の”科学”が第五の系統になる予定であったので、その名残である。 日本の普通の高校生で、ルイズに召喚魔法『サモン・サーヴァント』で呼び出されたことから使い魔となる。 はじめは嫌々でルイズとの仲も険悪だったが、次第に困難を乗り越えていくうちに互いを意識するようになっていった。 使い魔のルーンは伝説の使い魔『ガンダールヴ』のもので、あらゆる武器を使いこなすことができる。 この能力を駆使して数々の動乱を潜り抜け、やがて救国の英雄として祭り上げられるようになる。 ◆人物 性格は楽観的でお人よし、馬鹿でかつスケベ。 特にこれといって秀でたものを持たない普通の高校生であるが、異世界に来るという状況で落ち着きを保っているあたり順応性は高いもよう。 ただし、ラノベ主人公の例に漏れずに鈍感で朴念仁。 正義感が強く、引かない性格であるのでハルケギニアの常識になじめずにトラブルとなってしまうこともしばしばある。 けれども、大切な人のためならばあえてプライドを捨てることもある。 使い魔としての生活にはなじんでいるものの、やはり望郷の念は捨てがたく、思い出して黄昏ることもある。 よくも悪くも思春期の不安定な少年であり、彼の大胆な行動がハルケギニアの運命を揺り動かしていくことになる。 作中では多くの功績からシュヴァリエの称号や領地を与えられたりと大出世しているが、知人以外の貴族達からは 成り上がりの平民として敵視されるようになり、ついには暗殺されかかったりと苦労の絶えない日々を送っている。 なお、作中では最新巻までおよそ二年が経過しているのに彼の身につけているのは召喚されたときのパーカーのままである。 何度も斬られたり撃たれたり魔法を食らったりしているのに、いつの間にか再生している一張羅はなにでできているのだろうか…… なお、ルイズからの「何でできてるの?」という質問に「ポリエステルだよ」と答えていた。 どうやら彼のいた地球では、ポリエステルは自己再生能力を持つ超繊維らしい。 助平についても筋金入りで、シエスタに自作のセーラー服を着せて悦に入ったり、 ティファニアの爆乳を見て「バスト・レボリューション」なる新語を発明したり、 反面ルイズのナイチチに対しては「レモンちゃん」なる表現を生み出すなど、作中全編を通してはっちゃけている。 ※以下最新刊のネタバレを含みます ◆作中での人物関係 当初はルイズに使用人代わりにされており、雑用や洗濯、着替えの手伝いをさせられていた。 このあたりでは才人が反抗的な態度をとっていたこともあって、床に藁を敷いて寝かされたりなど待遇はひどい。 しかし才人も余計な言動や悪戯でルイズの神経を逆撫でしているので、実際はどっちもどっちである。 ルイズに対しては早いうちから意識し始めているが、ちょっとくっつきかけたらケンカ別れしてを繰り返していた。 事件や冒険を重ねていくうちに、トリステインでの知人も増えていく。 メイドのシエスタからは好意を寄せられ、ギーシュなど学院生の悪友ができ、貴族や平民を問わない人脈の多さは、本人は自覚していないが相当なチートである。 また序盤では露骨に差別される中で友好的でありかつ地球への好奇心も強いコルベール先生とはずっと仲が良かった。 倫理観などが今の地球人に近くある意味では才人の数少ない理解者であり、中盤に彼が死んだと思っていた時は一時期情緒不安定になっている。 そしてルイズに対しては、アルビオンでの決死の七万止めに向かう際に思いを固め、我が身を省みずに貫いた。 その後、アンリエッタ、タバサ、ティファニアらに惚れられるがルイズに対する思いは変わっていない。 その理由も「ルイズに好きと言った、その言葉を嘘にしたくない」という大変男らしいもの。 しかしフラグ乱立体質は変わっておらず、ルイズにバレたらおしおきまっしぐらなことをどんどん重ねている。 シエスタやタバサなどは二号でもかまわないと開き直っており、才人の苦労が軽減される日は遠そうである。 そして、原作最終巻とアニメ最終作では……ぜひその目で確かめて欲しい。 ◆虚無の使い魔として かつて始祖ブリミルが従えていたという伝説の使い魔『ガンダールヴ』のルーンを左手の甲に持つ。 これは武器であるならば、その種類を問わずに操れるというもので、青銅の剣から地球の近代兵器まで大小を問わない。 ただし木剣のように練習用の模擬武器では発動しない。その線引きは不明。 ただしあくまでも『基本的な使い方が分かり、体が自動的に最適な動きをしてくれる』というだけであって、武器の応用や効率的な運用法等に関しては専門外である。 例えばタルブ村の戦いでは、才人はゼロ戦を縦横無尽に操縦はできたが、本来のゼロ戦乗りが常に頭に入れておかねばならない「弾丸の節約(*1)」にはガンダールヴの能力が働かなかったため、竜騎士相手に貴重な20ミリ弾を無駄遣いしてワルドとの交戦では撃てなくなってしまった。 タイガー戦車のような、複数人の操り手がいないと動かせないものを一人で動かせたりもしない。 また、その武器の経験がまったくなくても使えるようになるが、達人クラスの相手になると敵わない場合もある。 そのため才人は自分自身の力を底上げするために鍛錬を始め、アニエスに指南を受けることでガンダールヴなしでもかなり戦えるように成長した。 中盤において、使い魔のルーンには主人に従うようになる一種の洗脳効果がある疑いが現れたので、ティファニアの魔法でそれを打ち消した。 しかし、才人の思いに変化はなく、使い魔であることは関係なくルイズへの思いのために戦い続けていった。 ◆才人が使用した主な武器 デルフリンガーCV 後藤哲夫 意思を持ってしゃべることもできる剣・インテリジェンスソード。 実戦における武器としてだけでなく、困ったときの相談役としてもしばしば才人たちを助けた。 魔法を吸収するという強力な特性を持っていて、才人は何度も命拾いしている。ただし魔法が強力すぎると吸収しきれずダメージが通ってしまう。 また、吸収した魔法のぶんだけ使い手の体を操ることができ、意識を失った才人を安全な場所まで運んだ。 アニメでは一度だけだがテレポーテーションを使っている。 元素の兄弟のドゥドゥーとの戦いで大破するものの、そのとき才人が持ち合わせていた日本刀に憑依しなおして後に復活した。 破壊の杖(M72LAW) 地球でいう携帯用使い捨てロケットランチャー。 かつてなんらかの理由でハルケギニアに迷い込んだ米軍兵が持っていたものを魔法学院のオスマン学院長が保管していた。 土くれのフーケのゴーレムに対して使用され、これを撃破。弾がなくなったため、そのまま学院長に返還された。 竜の羽衣 零式艦上戦闘機、通称ゼロ戦。 これもかつてハルケギニアに迷い込んだ日本兵が使っていたもので、タルブ村で『固定化』の魔法をかけられて保存されていた。 特徴から、恐らくは52型。 アルビオンの竜騎士を相手に奮戦するも弾丸が尽き、ハルケギニアの技術では弾丸の製造が無理だったので、その後はもっぱら移動や偵察用に使われた。 タイガー戦車 ロマリアの地下墓地に保管されていた『場違いな工芸品』のひとつ。 作中では単にタイガー戦車と呼ばれているが、挿絵ではキングタイガー。 コルベールの助力でほぼ完全な形で使用することができ、ガリアの巨大騎士人形『ヨルムンガンド』の軍団を迎え撃って全滅に追い込んだ。 「地球なめんなファンタジー」はこのとき生まれた名言。 大いなる槍 「アハトアハト!そいつは素敵だ!大好きだ」 と、放送当時に全国のチビのメガネデブが歓喜したかは定かではないが、いわゆる旧ドイツ軍の高射砲「Flak88mm」 アニメ三期においてタイガー戦車の代わりにロマリアから与えられた。 「戦車兵の操るティーゲルのアハトアハトが、敵戦車を撃破するのが好きだ」 と、おっしゃられているようにタイガー戦車の主砲がこれの流用品であることから原作再現はできている。 ガリアからの脱出を阻むヨルムンガンドに対して撃ったが、ヨルムンガンドの防御魔法が原作より強力だったため一発目ははじかれた。 「ドクめ、頑丈に作りすぎだ……」 二発目はルイズが砲弾に「ディスペル」をかけることによって防御魔法「カウンター」の貫通に成功。撃破した。 なお、ちゃんと地面に設置して撃ってます。片手に持ってぶっ放てるのは婦警だけです。 後に東方号に搭載されてエンシェントドラゴンへの攻撃にも使用された。 小型哨戒艇 聖地で発見された米海軍用の哨戒艇。全長は10メイル、速力は30ノット。 才人たちを追撃してきたエルフの水軍を引きつけるために使用された。 F-2(戦闘機) アニメ4機最終回で使用。エンシェントドラゴンに対抗するために持ち出され、最後はドラゴンにぶつけられて墜落。(才人は脱出。なお、機体に宿っていたデルフは消息不明) 「場違いの工芸品」としてハルケギニアに存在していた品ではなく、諸事情で日本に戻っていた才人によって拝借されたうえに使いつぶされるという…空自激おこ案件である。というか基地に忍び込んで戦闘機を盗み出すってどうやったんだガンダールヴの能力があっても説明しきれないぞ この他にも、ロマリアで手に入れた日本刀や自動拳銃などを使用している。 二次創作作品では他作品のアイテムを使用することも多いが、そのさじ加減は作者次第。 ※備考 二次創作では、召喚の儀式の際に才人を別キャラに置き換えるだけで簡単にクロスオーバーを作れるために、 主人公でありながら大半の作品でははぶられるという不遇を味わっていた。 異世界に飛ばされて何度も死ぬ目に会うよりはいいかもしれないが いや、くぎゅっ子やメイドや巨乳エルフとラブコメできるなら命を懸ける価値はあるか 作品によっては才人自身も登場してクロスオーバー元のキャラ(大抵は別の人物が召喚)と関わるパターンもある。 追記・修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 元の世界もハルケギニアと同じように時間がすぎてるのは辛すぎた -- 名無しさん (2014-12-15 23 35 43) キャラ項目で『豪華声優陣』ってのはおかしくない?サイトが実は多重人格者で一人一人声違うとかなら分かるが。 -- 名無しさん (2014-12-15 23 54 03) 他の作品の同じような人物、例えば魔装機神のマサキ達みたいに家族がいないならともかく少なくとも母親は生きているしね… -- 名無しさん (2014-12-15 23 55 46) 最近「地球なめんなファンタジー」ばかり目にしてるから「ファンタジーなめんな地球」と言う人が出ないだろうか -- 名無しさん (2014-12-16 01 10 33) こうして見るとバイストンウェル並みに色々召喚されてるな -- 名無しさん (2014-12-16 01 12 37) 使い魔召喚SS見てたらサイトの絵だけど時間差でベクターになるgifがあったな… -- 名無しさん (2014-12-16 01 29 13) でも結局サイトとルイズが一番だ -- 名無しさん (2014-12-16 01 42 12) 7巻の時が一番好きだった。本当にごく普通の少年が勇気を振り絞る瞬間にグッときた。 -- 名無しさん (2014-12-16 01 48 01) え、まだ立ってなかったのかこの項目 -- 名無しさん (2014-12-16 01 55 13) 才人の中の人が地獄公務員 -- 名無しさん (2014-12-16 02 22 37) 「主人公」 -- 名無しさん (2014-12-16 17 36 09) ↑ミス「主人公のくせにハブられる」といえば、某二次創作では「才人に擬態し、そのままZECTの戦士となることを選んだワーム」なんて出てきても姿と名前以外別物と化しているものもあったな…w -- 名無しさん (2014-12-16 17 38 21) 最初から登場しない事は蹂躙されるよりはマシなのかもしれない -- 名無しさん (2014-12-16 18 52 58) 才人は二次SSで蹂躙されまくりで笑えん。ネギ君以上だ。 -- 名無しさん (2014-12-16 20 33 56) というか結構前からある人気作の主人公の項目が立っていなかったということが驚きだよ -- 名無しさん (2014-12-17 10 52 18) ウルトラマンAとのクロスはクロスオーバーでありながら才人がしっかり主役張ってる稀有なクロスだったな -- 名無しさん (2014-12-17 11 01 38) セーラー服の件、なにげに異世界に地球の萌えを伝授するということを始めて成功させたキャラかもしれん -- 名無しさん (2015-03-24 21 25 27) ↑2”だったな”じゃなくて現在進行形で連載続いているよ -- 名無しさん (2015-05-21 20 46 50) 代筆による続きが決まったわけだが最後はどうなるんだろうね。 -- 名無しさん (2015-06-26 00 37 58) 全般的な構想は固まってたし、TVアニメで円満完結してるから、それに沿ったかたちになるとは思うが -- 名無しさん (2015-06-26 08 38 53) プロットがあるから基本の流れは作者の考えた通りだよ。 -- 名無しさん (2015-07-03 20 44 14) 結局最後は才人がルイズを選ぶ出来レースになるのはつまらんが、まあそこは二次創作で我慢しよう -- 名無しさん (2015-07-10 01 45 41) ルイズとの結婚生活って、どうにも白髪が増えていく未来しか見えない。嫁候補で理想はシエスタが一番にきて、次にテファ、タバサの順でルイズは底辺に近い。ルイズよりろくでもない女ってアンリエッタくらいだろう -- 名無しさん (2015-07-20 15 01 39) アンサイクロペディアの記事には爆笑したww -- 名無しさん (2015-07-29 01 48 20) ↑あー、確かに。アニメ版の終わりだと才人はどうしてもテロリストなんだよな、ルイズといっしょに帰宅したら待っていたのは公安でしたなんてことになりかねない -- 名無しさん (2015-07-29 02 59 18) 「良かれと思って、自衛隊から戦闘機を拝借してきました!」 -- 名無しさん (2015-07-31 12 17 34) ↑自衛隊基地から戦闘機が乗り逃げされた上に消息不明なんてことになったら東アジア情勢が揺らぎかねないな -- 名無しさん (2015-10-02 09 44 00) ショウ・ザマよろしく故郷との永遠の別れを覚悟しなければならないだろう。 -- 名無しさん (2015-10-02 10 33 40) ほむらに比べたら盗みのレベルは下がるけど、バッチリ目撃もされてるし証拠も残ってるだろうしなあ -- 名無しさん (2015-12-15 18 35 58) ルイズ「サイトの操るティーゲルのアハトアハトが、ヨルムンガントを撃破するのが好きだ」 -- 名無しさん (2015-12-24 15 35 07) お絵かき掲示板でルイズのイスにされて周りには、悟空、V3、ダンテ、バージル、ドモンが居たのがあったな。 -- 名無しさん (2016-02-07 21 55 59) なかなかハイレベルな変態でもある -- 名無しさん (2016-02-07 22 11 47) 二次で居ないことにされ才人に代わって多作品のキャラが主人公になる要因は、主人公はどこにでもいる普通の高校生より超能力者、変身ヒーロー等の特別な存在のほうがいいからじゃない? -- 名無しさん (2016-05-04 17 43 27) ↑2ハイレベルな変態ならパンティを顔にかぶって悪を成敗するくらいでないと -- 名無しさん (2016-07-04 03 02 31) ↑2 ある程度煮つまってきた時期からだと、クロス先キャラがルイズ以外(大抵はタバサかティファ)に召喚されたり、サイト自身がルイズ以外に召喚されたりで、存在そのものが抹消されてるってパターンも減ってきていた印象。 -- 名無しさん (2017-06-06 20 46 04) 二次創作の基本は原作を意識し原作と違う新たな物語だからただ他の主人公召喚されたら必ずルイズは叱るからある意味作中の苦労を他の主人公が証明しているとも言える -- 名無しさん (2018-09-30 20 07 47) ↑21才人の中の人がマジでウルトラマンになっちゃったね -- 名無しさん (2019-07-13 19 11 21) デルフリンガーはアニメのFだと戦闘機にも憑依してたな -- 名無しさん (2020-04-11 05 30 18) 破壊の杖ってトゥルーライズでアジズがぶっぱなしたのと同じやつかな? -- 名無しさん (2020-10-30 02 57 03) イラストレーターの作画の変化というのもあるけど、比較的童顔だったのが最新刊になると全然個性がない普通の顔になってる感じ。10~15巻あたりの雰囲気の印象が強い。 -- 名無しさん (2021-11-17 22 50 41) 原作小説の方の感想だが、極限までボロボロになるまで戦い、ハルケギニア6000年の因縁に決着を付けた根性は大いに評価する。 -- 名無しさん (2022-07-31 14 04 16) ガンダールヴの力が武器であれば力を発揮するのなら、ライダーのベルト、戦隊のロボ、Fateの宝具、魔戒騎士のソウルメタル、DMCの魔具を才人は使えることになるんじゃないか? -- 名無しさん (2022-08-20 09 21 01) ↑1 一部の条件付きの物品を除けば使えそうではあるな。 -- 名無しさん (2022-09-04 12 35 40) いまだにどうやって自衛隊基地に潜入してF4を奪取したのか謎 -- 名無しさん (2023-02-17 08 47 01) ↑2。ばくのかんがえたサーヴァントWikiではランスロットの「騎士は徒手にて死せず」の下位互換とされていた。 -- 名無しさん (2023-02-24 22 35 52) 名前 コメント
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フラックライン 蟻型メダロット(ANT) 登場作品 OCG navi フラックライン 機体説明 使用メダロッターメダロット・navi 機体性能メダロット・navi メダロット オフィシャルカードゲーム 機体説明 何が出るかな、な各種変化を得意とする蟻型メダロット。 コギャルグループのヒデリン?の愛機。 小柄な機体だが、変化(速度)・変化(威力)・変化(症状)によりロボトル中のその姿は千変万化する。 naviにおける変化は行動の事前にパーツが変化するため、どれを使うか選択できるのがメリット。 デメリットとしては他シリーズと違い攻撃トラップに引っかかる点。 「プロミネンス」などが出たら大当たりだ。 車両タイプのため移動は若干制限されるが、 両腕の消費APは小さく、格闘と射撃がこなせるのでそれほど射程には困らない。 少ないAPで様々な行動を行えるのが強み。 ランダム性は少しあるが、地形相性さえクリアできれば安定した強さを発揮できる。 「全身変化パーツの塊」が「安定」とは、妙な話ではあるが。 パーティに困ったら、地形によっては採用してみよう。 長距離侵攻可能な攻撃役として遺憾なく威力を発揮する。 関連機体 アンタッカー 砲台を設置するアリよ アントルジャー 大砲を発射するアリよ コギャル達の使用するメダロット フラックライン 小さいけれど変幻自在の万能アタッカー、ヒデリン?が使用 コニカル 装甲も力も消費APもデカイ巨大掘削戦車、ツナミ?が使用 ファッティピッグ 見た目に反して機敏にAP操作、コメチュー?が使用 使用メダロッター メダロット・navi ヒデリン? 機体性能 メダロット・navi 「フラックライン」(男) 頭部 シュガーキューブ ANT-11NF 装甲 成功 威力 回数 属性 行動 特性 射程 対象 50 17 0 7 変化 おうえん 変化(速度) 0~0 装備 右腕 ヴァリアス ANT-12NF 装甲 成功 威力 AP 属性 行動 特性 射程 対象 30 13 0 9 変化 おうえん 変化(威力) 0~0 装備 左腕 デヴィアス ANT-13NF 装甲 成功 威力 AP 属性 行動 特性 射程 対象 30 7 0 7 変化 おうえん 変化(症状) 0~0 装備 脚部 ワークワーカー ANT-14NF 装甲 推進 機動 防御 近接 遠隔 属性 タイプ 65 70 14 32 6 12 変化 車両 メダロット オフィシャルカードゲーム 「グランビートル(変形前)」 登場 レア コスト 装甲(色) 威力(色) 速度(色) タイプ 効果 スターター第2弾 5 4 40(ピンク) 40(無) 29(紫) 射撃 射撃貫通 移動可能方向 【射撃貫通】 破壊した場合、その両隣1コマのメダロットに威力10で追加攻撃できる。
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前へ 次へ 1940年 『つまりヒモに必要な物は観察力。そして忍耐力だ。そしてなにより――――』 『はっ、お前、人の話を聞いてたのか?』 『お、やっと笑ったな』 『呆れてるんだ。この変態、野獣』 隣に座る虎をはたく。 音もしないくらい弱かったが、虎は場所に合わないほど陽気に笑った。 『ハッハー、大正解だ。こういう時は笑うのが一番だぜ?』 『…気楽な物だな。こんな死線に潜りこんで来るような奴だから、もっと…』 少女は流し目で少しばかり高いところの虎の顔を見やる。 『あん?』 『いや、まるごとバカだ。期待した私達が間違ってた』 『ハッハッハ!女の子が戦ってんだぜ!?バカにならなくてどうすんだ!』 溜息をつく少女に、虎は呵々と笑う。 随分とよく笑う奴だと。少女はぼんやりと思った。 『酔狂な奴だな…そんな理由で戦ってきたのか?』 『女の子の為に戦ってるからな。俺が戦って、女の子が助かるなら本望さ』 そう言うと、虎はまっすぐに少女の目を見詰めた。 口元の笑みは変わらないが、その緑の目はとても真剣で。 なんだかおかしくなって、気の抜けたように少女は笑った。 『バカだなぁ』 『…やっぱりあんたは綺麗だな』 『煤だらけなのに?』 『ああ、女神の様だ。この髪も、瞳も』 試すようにいじらしく。 囁くような少女の声に、虎は柄にもなく言った。 赤くなったのはたのは少女の方だった。 焦る様に少女が口を開くと、虎は遮るように立ちあがった。 『…ハッ、どうも敵さんは俺に休みもくれないらしい』 『え?』 『聞こえ…ないか、南東57kmで2分後に敵と接触だ』 虎が耳をぴこりと動かし、すいと空に指をさす。 少女は魔力を少し放出すると、大鷲の耳羽をなびかせ、その空をにらんだ。 『…アレか』 『見えるのか?』 驚いたように虎が言う。 鳥類を使い魔に持った者は視力の方が上がるらしいが、虎は少し違うようだ。 『当然だろ?…もう飛ぶのか』 『当然。かわい子ちゃんが俺を待ってるからな!』 意気揚々と虎は吼える。 そうすると虎は向き直り、少女の頭をわしゃわしゃと撫で、 『ここでお別れだ、黄の14。いつか俺の隣を飛べるようになるといいな』 虎のある所負け無しと、そういわれるほどの強さ。 転々と欧州を飛び回り、目の前の敵は全て薙ぎ払ってきた虎はそう言って笑った。 『ふふん、私の僚機にしてやろうか?』 そんな虎にそう言ったのは、どうしてだか解らない。 そう言われた虎はきょとりとすると、ふっと笑った。 『そいつはいい話だ…黄の14』 『なんだ?』 『たとえここが落ちたとしても、必ず奪い返してやる。俺が嬢ちゃんの空を守ってやる。だから今は―――』 『分かってる。ここは私の空だぞ?』 虎は少女は頬を指で拭い、眉間をつめる。 なんて言おうとしたのかは知らない。それでも少女は虎の声を指で制した。 そんな少女に、虎は本当に柄にもなく口を開いた。 『…黄の14、あんたの眼は俺の愛する海にそっくりだ』 『…ふふん、光栄だな。次に合う時には名前ぐらい聞かせろよ?』 『ああ、また空で会おう』 それっきり、二年の時が流れた。 マルセイユ(会えたと思ったらやっぱりバカで無茶でどうしようもなくて、その癖信頼だけはまた持って行って…) 整備兵達の怒号と確認の大声、エンジンの轟音、金属の擦れる音 一緒くたに耳に飛び込んで来る音の洪水を噛み締める。煌々と胸に闘志が揺らぎだすのを感じる。 戦う前の喧騒が響けば、戦いの匂いが充満する。 集中力が高まり、自分の呼吸のみが聴覚を支配していく。 整備兵6「エンジン良好、いつでも行けます!!」 担当整備兵が親指を突き立てて発進ユニットから離れた。 加東「…ええい、今日だけよ!マルセイユ!全機出撃!」 整備兵6「班長、本当に、良かったんでしょうか…」 整備班長「俺達の仕事は、嬢ちゃんや俺がしっかりと飛べるように整備する事だ。それ以上は戦う奴等の誇りを汚すことになる」 整備兵3「仕方ないが通る事じゃねえ。俺達は俺達のやる事をやった。みんなの翼を、俺達がもぐわけにゃあいかねえよ」 熱気に揺らぐ四機の陽炎を目で追いながら、男達は言葉を交わす。 願う事は、愛機の活躍と、ウィッチ達の無事。 整備兵1「…俺達は唯、祈っていればいい」 砂漠上空 ≪どう?黄の14。新型の履き心地は≫ 先行して機体の動作をチェックするマルセイユに加東が呼びかける。 ≪確かに性能はいいな……フリッツの方が履きやすいよ≫ 軽やかにロールをしながらマルセイユとペットゲンが後方の加東、稲垣の方に辷ってくる。 心配そうにマルセイユの後ろに飛ぶペットゲンも少し安心したような表情だった。 ≪機体のチェックも済んだ事だし、急ぎましょう≫ ≪ああ、さすがにマイルズ達も飛行杯は領分じゃないからな≫ ≪俺さん、大丈夫でしょうか…≫ ≪大丈夫だよマミ。あいつはそんな簡単にくたばったりしないって≫ ≪しかし今回ばっかりは少し心配ね。何が陸戦4機と飛行杯13機よ…≫ あんまりにも改ざんされた報告に溜息が出る。 この二ヶ月あまりで発覚した虎の癖。いや、癖と言うには無茶すぎる、彼にとってのいつもの事。 ≪来るなの一点張りだったからな…≫ ふらふらと着陸しようとするマルセイユをそのまま抱きとめ、状況を聞いた途端に「俺が一人で行く」の一点張り。 ふざけるなと言い返した所で勢いは止まらず、挙句の果てには指令部へ嘘の報告をして集合を遅らせる位だ。 ≪いつもの事だが、今回はな≫ 私らしくも無いと彼女は笑うが、加東は空気がぴりぴりしているのを感じていた。 嫌な予感。おそらく激戦に身を置いた者だけが分かる勘のようなもの。 それを知っていたから俺は一人で飛んだ。それを感じたからマルセイユは俺を追った。 単純だ。たったそれだけ。そしてきっと二人の感じた物は正しい。 加東達は速度を上げ、無線から飛んでくる座標へと急いだ。 ≪急ぐわよ!地上部隊も俺もかなり消耗してる!≫ 俺「だあぁッ!畜生!こういうのは中尉向けだろォが!!」 落としても落としても機体に群がる飛行杯に、轟音に揺れる操縦席で吼え立てながら 急降下からの射撃で地上の陸戦型ネウロイの脚を吹き飛ばす。 ≪―――――――!――――!?≫ 無線から怒鳴り声が洩れるが音を成さない、否、俺の聴覚が反応しない。 俺「マイルズか?聞こえねえぞ!腹の底から声出せ!!」 急上昇で全身にかかるGに耐えながら吼える。 息切れが激しい。段々と遠くなる聴覚に魔法力の底を感じながら飛行杯の背後を取る。 ≪――!!―――――――!!!!!≫ 俺「もっとだ!あんたが[ピーーーー]になるぐれェの声出せ!!!」 マイルズ「んのバカ虎がァ!!何を聞かすかぁああ!!!」 ≪~~~~~ッい゙ぃ゙!!?≫ 無線の先から飛んできたちょっと表現できない声に、地上で戦うマイルズは吼えた。文字通り。 その場の全員の鼓膜を破壊せんばかりの咆哮に非難の声があちらこちらからあがってくる。 マイルズ隊1「~~~…ッ少佐ぁ!全員繋がってるんですよ!?」 シャーロット「いったぁ……ねえ[ピーーーー]って何?」 北野「ひゃああ!シャーロットちゃん駄目ぇえええ!!」 パトリシア「馬鹿虎ぁ!あんた何覚えさせてんのよ!」 陸戦に徹甲弾を叩き込むシャーロットに隊員は叫んだ。 マイルズの、ネウロイからの攻撃が一瞬止む程の大声に鼓膜が破けたんじゃないかと心配になるが、無線越しに響く俺の笑い声を聞いて安心した。 マイルズ「あなた達静かにしなさい!混信する!!」 全員「スミマセン……」 一気に賑やかになった回線にマイルズが声を張ればさっと治まる。 いい感じに緊張が抜けた隊員に溜息をつくと、彼女は無線へと叫ぶ。 マイルズ「俺!計器盤の周波数合わせるダイヤルがあるでしょ!?その横の針を上げなさい!」 ≪針だぁ!?≫ マイルズ「それよ!」 ≪うおぉ!!?≫ 針を上げた途端大きくなっただろう声に、向こうから驚く声が聞こえる。 たとえ聴覚が遠くなろうとも、間近の骨から伝えれば問題無い。 ≪骨伝導か!いつの間にこんなモン用意したんだ?≫ マイルズ「ケイから聞いてる。魔法力制限のおかげで感覚が遠くなるんでしょう?」 ≪…まあな≫ マイルズ「隠すなバカ虎」 息を飲んだ音に思わず笑みがこぼれた。 そうやって自分の事は隠す。まるで子供じゃないか。 ≪言い忘れたんだよ!≫ マイルズ「そうでしょうね!」 急に強くなった声と言い合いながらも徹甲弾を撃ち込む手は止めない。 上空の俺も同じく、より読み辛い動きで飛行杯を翻弄する。 荒々しく命を貪る様に、虎の幻影を見た。 アビゲイル「掃除かんりょーってとこかしら!?」 確認を取りながらコアを撃ち砕く。砂が口の中でジャリジャリして気持ちが悪い。 マイルズ隊3「帰ったらシャワーですよね?隊長!」 マイルズ「あったり前でしょ!地上全機撃破!俺!」 ≪あいよ!≫ 天を仰げば黄金の光が空に満ちる。能力開放の合図でもある輝きに目を細め、俺を追う。 どうやら細めた一瞬で終わったらしい。最後の飛行杯が砕け散った破片が空を舞っていた。 ≪…ハッ…全機撃墜!どーでぇマイルズ!≫ 無線越しに荒い息と共に俺が勝利を告げる。 陸もそうだが、凄まじい集中力を要する空中戦を約7分も一人で行っていたのだ。地上への支援も含めて考えれば、まさに鋼の精神。 マイルズ「ビューティフォル。さすが虎ね」 ≪だろ?≫ ≪俺!!上だッ!!≫ 俺「なっ……に……!?」 頭蓋骨に轟く声に無意識で上を見る。 真っ黒で、所々赤く、輝く線が入った物体。 霞む眼を見開いた。 飛行杯が点滅を繰り返しながら狙いをガラス一枚隔てた俺に向ける。 回避行動に移ろうと操縦桿を……駄目だ。見えてしまった。 轟音と共に操縦席のガラスが砕け散った。 そのままフラフラとタイガーバウムが落ちて行く。 ≪……俺?≫ マイルズ「嘘………」 ≪…きっ、さまぁあああああああ!!!≫ 一気にマルセイユがトップスピードで俺を落とした飛行杯へ飛び込む。 鷲の怒号に慄いた大気が道を開けたように距離が縮まる。 銃口を向け、トリガーに指を引っかけ、15発撃ち込んでやればいい。 ≪消え―――――――≫ 力を入れかけた瞬間に飛行杯が炸裂し、言いかけの言葉を食らい尽くす。 ≪女の子が、そんな言葉使っちゃダメだぜ?≫ ≪なんで…≫ ≪ハッハー、ちと驚いて動けなかっただけだ!それとも、心配して――――≫ ≪バカ虎!何やってんのよ!≫ けらけら笑う俺に腹が立つ。 いつもこんな事をされて、どれだけこっちがひやひやしてると思ってるんだ。 ≪なんだぁ?ライーサ、死んだと思ってたのか?≫ ≪普通はそう思いますよ!死んじゃったのかと……≫ ≪ハッハッハ、馬鹿野郎!こんな所でくたばるかってんだ!!≫ 無線越しのいつもの俺に、マイルズは安心したように拳をとく。 マイルズ「…ったく、ケイ!上空の敵増援を確認!地上部隊は撤退するわ!」 ≪どこにこんな数隠してたのかしらね…早めに撤退して!≫ マイルズ「了解」 上空を覆った大量の飛行杯に目を向ける。 きっとケイも気付いているはずだ。 あれだけの数の飛行杯、陸戦型を捨て駒にしてまで全てが揃うのを待っていた。 背後に注意を配りながら部隊を率いて急ぎ、帰還の途に就く。 この待ち伏せで狙っていたのは航空部隊のみ。地上部隊は餌か。 マイルズ(飛べないだけで唯のお荷物…) 悔しさに顔を歪めながら基地へと急いだ。 ≪飛行杯が20、30…34ですね≫ ≪エンゲージまで後数秒ってとこか?≫ ≪俺、あなたは帰りなさい≫ ≪空ではティグレ。そいつは聞けねえ相談だ≫ ≪駄目ですよ、俺さん!血だらけじゃないですか!≫ ≪こんなモン掠り傷だ。傷の内にも入らねえよ≫ 迫り来る飛行杯の上空を取りながら稲垣の叫びに答える。 こんな怪我よりも魔法力の方が心配だった。時折目の前がモノクロになったり霞むのがうっとおしい。 ≪荷物になるなら早く帰った方がいいんじゃないか?≫ ≪中尉、俺が荷物だっていうのか?≫ ≪はん、力の使い過ぎだ。息が切れてるぞ≫ ≪大丈夫だ。テクがあるし、囮ぐれぇなら出来るさ≫ 相変わらずよく見抜くと思う。 無意識だろうがなんだろうが、余裕そうにマルセイユは笑った。 ≪…いい?全員死にそうになったら離脱しなさい。ライーサ、カウント≫ 銃を構えながら加東が全員に目配せする。 全員を守りきれる自信も、的確に指示を出せる余裕もこれだけの相手にどこまで持つか。 30を超える敵機に対し、こちらは5。モントゴメリーなら籠城を決意する程の戦力差。 だが、こちらには『アフリカの星』と『虎』、扶桑海のトップエースに隠れたエースに新米が一人。 加東(勝てない筈が無いって訳よ…!) 心中で勝算を導き出し、不敵に笑う加東にライーサのカウントが無線越しから流れる。 他の者も同様、勝てない筈が無い、否、勝たなければならない。 ≪カウントファイブ…4、3、2、1≫ ≪全機、ブレイク!!≫ 加東の号令が響くが先か、岩石砂漠にエンジンの轟音が響き渡った。 既に敵はその数を半分ほど減らしていた。 稲垣の砲撃で集団に穴を開け、俺とマルセイユの両雄が飛び込み、連携を崩す。そしてペットゲンが取りこぼしを淡々と落とす。 その上空では加東が随時敵の位置を知らせながら指揮を執る。 ≪ティグレ!黄の14!砲弾が行くわよ!散開!≫ ≪了解!≫ ≪いよっしゃ!来い中尉!≫ 俺の右翼にマルセイユが掴まって飛び去る。 その間にもマルセイユは2,3と背後に迫る飛行杯を撃ち落として行く。 二人の抜けた穴に綺麗に集まった飛行杯達がアハトアハトに吹き飛ばされる。 ≪ハッハー!また空が広くなったな!≫ ≪私の空だぞ?そう簡単に渡すか!≫ 俺が手で合図しシャンデルで高度を取る。 合図を受けたマルセイユが手を離して合図を送り、インメルマンターンで水平を保ち、撃つ。 ≪マミやったよ!2機落として5機が航行不能!≫ ≪うん!ライーサも頑張って!≫ ≪私は大丈夫!≫ 空戦開始から数分。逆転とまでは行かないが流れはこちらが握った。 時折落穂拾いに来る輩を手持ちの機銃で撃い落とす。 そろそろ集中が切れ始めるだろう。 先程から被弾や弾を掠る事が多くなっている。 俺が急旋回のGを振り払いながらまた一機叩く。 そのまま左後方の敵影を追い掛け、下半分を吹き飛ばす。 ≪カトー!後どの位だ!?≫ ≪後10機!魔法力は!?≫ ≪空っぽだ!今から飛行杯共を引き寄せる!そこを撃て!≫ ≪くっ、ティグレ!喋ってる暇があるなら来い!≫ ≪聞こえる?ケイ!俺とティナが狙われてる!!≫ ライーサの声にやはりと唇を噛む。 桁違いに強すぎる二人に今後への警戒か、段々と2,3機で連携を組んで追い詰めているのが見える。 普段の二人なら敵ではないが、状況が悪すぎる。 真美は被弾の為私の隣に、ライーサはまだ戦えるが動きが違い過ぎる。 不規則な飛行の中で動きを読み合い、他の3人になるべく攻撃が行かないように飛ぶ二人には助ける隙もない。 着いて行けなくなった飛行杯をライーサが撃ち落とすのに精一杯だ。 ≪くそっ、ちょこまかと……うわっ!?≫ ≪…中尉?どうした!被弾か!?≫ 突然無線越しに聞こえる叫び声に思考が中断される。 被弾?あのマルセイユが? ≪マルセイユ!?…何が――――≫ ≪っく…話しかけるな!ケイ!≫ マルセイユからの怒号に驚きながら、マルセイユの方に目をやる。 被弾は無く、体勢を整えながら飛ぶストライカーから上がる黒煙 ≪まさか…エンジンが……≫ ライーサからの声と目の前の現実に、あの忌々しい言葉が嫌でも頭に響く。 『新型の出来は完璧です。絶対に大丈夫ですよ』 これか、これが『嫌な予感』の正体か。ぴたりと当てはまる現実に、絶望が舌舐めずりをしながら忍び寄る。 ≪ティナ!!私が行―――――≫ ≪…こちら黄の14…これより誰も、私に寄るな……!≫ マルセイユの震える声に、思考回路が絶望に塗り潰された。 背後から死の蠢く音が聞こえる。魔法力がうまくまとまらない。 必死に体勢を立て直そうとしたが暴走するエンジンに振り切られてしまった。 壊れるまで履き続ける…これは壊すなと同義の意味を持つ。壊れて落ちるのは自分だけでなく、アフリカの信用も地に落ちる。 それだけは駄目だ。死んだとしても、せめてこのストライカーは壊れないで欲しい。 叫ぶ心を深層に閉じ込めて全員に告げた。来たとしても後ろの飛行杯に落とされて終わりだ。 誰も巻き込まずに、せめて飛行杯だけでも道連れに。地上までの距離は充分、これで―――― ≪馬鹿野郎!お前を見捨ててヘラヘラしてられる程、俺は腐っちゃいねえ!!≫ 咆哮する虎に考えを食い千切られた。 なんで、どうしていつもこんな時に希望を持って来る。 唇を噛むと、虎は再び吼える。 ≪カトー!言え!今一番中尉に近い奴は何処のどいつだ!!≫ ≪~~ッふざけるな俺!飛行杯に落とされて終わりだ!それに私だって制御で来てない!…どうなるかなんて分かるだろ!?≫ 吼える俺に怒鳴りつける。回収してくれればそれでいい。 ありきたりの嘘を並べて、勘が無くても気づくような心にもない事を言って。 ≪私は無視しろ!今から不時着する。このストライカーを―――――≫ ≪……そんなもの、頼るしかないじゃない≫ ≪…ケイ?≫ はんと笑う声と共に、加東の真剣な声が耳を打つ。 何を言ってる。お前は指揮官じゃないか。 ≪安心してください!マルセイユさん!後一発残ってますから!!≫ 明るく振舞うマミの声に押し殺した深層の思いが湧き上がる。 ≪援護するわ!速く行け、馬鹿虎!!≫ ライーサの確信めいた声で、やっと声が出た。 ≪……言ってる事が、分かってるのか?≫ ≪ハッ、最高だぜお前ら!…馬鹿でイカれたいい男!まさに、俺の事だろ!?中尉!!≫ 底抜けに明るい声で虎は吼えた。 ≪ばかだ、お前らは……≫ ≪ハッハー!死ぬときゃ一緒だ!安心しろ!さあ…≫ ≪ティグレ、突貫する!!≫ 轟々と風が操縦席内に入る中、魔法力を振り絞り、周りを飛ぶ飛行杯を撃ち落とす。 迷っている暇も、息をする暇も無い。 今は唯、目の前の少女だけを救えればいい。 ≪俺!こっちの敵は任せて早く行け!!≫ 俺の背後に回った飛行杯を撃ち落としながらライーサが俺の横を飛ぶ。 俺「…死ぬなよ、ライーサ」 ≪そっちこそ≫ 速度を上げて距離の離れた中尉へと急ぐ。 途端加東の悲鳴に近いような叫び頭蓋に響いた。 ≪俺ッ!?あなた目が!!≫ 俺「ッ!!?」 何も無い筈だった虚空でナニカに接触する。 それの撃ち出す弾丸が機首部分を貫き、俺の腹に突き刺さる。 エンジンからは歪な音が響き、回転が停止する。 そのまま俺は錐揉み回転で岩石砂漠に突っ込んでいく。 ≪あの馬鹿!今助けに…!≫ ≪駄目ですケイさん!巻き込まれますよ!!≫ ≪…私が行く!≫ ≪ライーサ!?無理だよ!あの数は…!!≫ 飛びそうになる意識の中に少女達の叫びが聞こえた。 俺(中尉は…まだ遠い……耳羽が…無い?使い魔が…) 回転方向は右。操縦桿に手を掛けるがエンジンの回転は完全に停止。魔法力を使えば回せる。 だが、魔法力はもう尽きた。 俺「こんな所で…何やってんだ……!」 中尉の声を思い出す。馬鹿だと言いながら、震えた声が頭からこびり付いて離れない。 俺は何をやっている。あいつを助けるんだ、あいつの事をまだ何も知らない、あいつの願いを、約束をまだ果たしていない 俺「言ったよな…相棒、俺には、ゼロかMAXしかないってッ……!!」 じりじりと胸の奥底に眠る金色に手を出す。触れた瞬間、ごろごろと雷の様な唸り声が胸を震わせた。 絶対に触れてはならない俺とエルドラドを繋ぐ金色。これが無くなれば一を共有する俺達は死ぬだろう。 未来の事に、今を捨ててどうする。俺の望む事は唯一つ!! 俺「…合がァ……!!」 深淵から溢れ出る黄金色の魔法力をエンジンに流し込む。 停止寸前のエンジンから唸り声が轟き響く。 限界なんぞ、知った事か。 俺「ッ気合が足りねぇえええええええ!!!!!」 金の双眼を見開き 虎は、天に咆哮した 加東「ライーサ戻りなさい!勝てっこないわ!!」 ≪でも!…俺はティナを助けるって言った!私だって、諦めたくない!!≫ ≪来るなライーサ!早く退け…俺の二の舞になるなッ!!≫ 稲垣「アハトアハトじゃマルセイユさんも巻き込んで……俺さん!!」 すがるように俺の名を真美が叫ぶ。 隣で涙を流す真美を一見し、加東は己の指揮官としての無能さを嘆いた。 あの時止めていたら、あの時言い返していれば。 ぐるぐると頭の中を後悔が回る。あの男に信頼を寄せすぎた自分が馬鹿だった。 その所為でアイツの限界を見誤った…大切な部下を、世界最高のエースを、二人も失うのか。 加東「…私はっ、無力だ」 加東はきつく唇を噛んだ。 空しさとも悲しみともつかない苦しみから逃れるように。 ≪俺の魂は、そんな簡単に消えるほど弱かねぇぞ≫ 加東「え…?」 地を這う様な唸りと共に金色の炎が辺りを覆う。 先程までの一瞬の支配ではない。空間も空気も何もかもが金色に支配されて行く。 ≪そんな…あの回転からどうやって……≫ 砂煙を巻き上げて一機の戦闘機が天を衝く。黄色の機体に虎のパーソナルマーク ≪ハッ…俺を誰だと思ってやがる!≫ ≪……なんでお前はッ、そうやって…!≫ ≪待たせたな中尉!俺はいつだって退かねえ。俺を信じたお前の為なら、いつだってお前の隣を飛んでやる…だから……≫ 俺「俺を信じろ!中尉!!」 魔法力を全開にして中尉の許へと再び駆ける。 行く手を遮る飛行杯を数発で炸裂させるが黒い壁が行く手を阻む。 ≪…いい?真美。しっかり狙うのよ≫ ≪はい、ケイさん≫ ≪5、4、3…アハトアハト……≫ ≪発射!!≫ 悲鳴を上げる空気を抉り、俺の眼の前を埋める飛行杯を吹き飛ばす。 空いた隙間に機体を捻じ込み、眼前の飛行杯を後方へとかなぐり捨てる。 俺「ハァッハー!さすがだマミ、カトー!!」 ≪ナイスよ真美、次弾装填!さっさと行ってマルセイユを救って来い!この色男!!≫ ≪俺さん、当たりそうになったら避けてくださいね!…発射!!≫ 俺「当然ッ!!」 更に速度を上げるて暴走するマルセイユを追い縋る。 前を飛び、飛行杯を撃っていたライーサが活路を開きながら合図を送る。 ≪残った弾はティナの周りの奴を落とすのに使いなよ!俺!!≫ 俺「ありがとよ!ライーサ!!」 びっと敬礼を飛ばして抜き去り、集中して魔法力を弾丸に込める。 飛距離、弾速、破壊力がはね上がった黄金の弾丸をマルセイユの背後で攻撃を繰り出す飛行杯に喰らわせる。 変則的な飛行で何とか飛んでいるマルセイユの隣に機を付け、自機のキャビンを殴り壊した。 マルセイユ「なんで来た?…一度落ちてまでどうして!!」 俺「うだうだ悩むのは性に合わねえ!さあ、手を……!!」 撃たれた左腕を伸ばす。 強烈な風圧でへし折れそうになるが、さらに力を込めて伸ばした。 マルセイユ「血だらけじゃないか…無茶だ、早く離れろ!!」 俺「無茶で無謀を通すんだよ!!早くしろ、爆発すれば――――」 マルセイユ「それでも!…これを壊せばアフリカの未来が無くなるんだ!私一人死んだ所で何も……何も変わりはしない!!」 俺「馬鹿野郎!俺が嫌なんだよ!ぐちゃぐちゃ考えんな!」 マルセイユ「…無理に決まってるだろ?私はもう……」 俺「だったら俺が、地獄の底まで付いて行ってやる」 血だらけの顔で俺は笑った。 吹き飛びそうな位の風圧に傷を抉られるが、さらに中尉の方へと手を伸ばす。 俺「さあ、掴め。中尉!」 マルセイユ「…お前は馬鹿だ」 俺「だからこそ、ここに来た」 マルセイユ「ふふん、そんなお前を信じた私は大馬鹿だな……俺」 目尻を拭って中尉が手を伸ばす。 制御が利かないストライカーに速度と位置を合わせながら俺も毛むくじゃらの手を伸ばす。 エンジンから炎が吹き出し、限界が近い事を知らせた。 俺「中尉……もっとだ…もっと!」 マルセイユ「っく、俺……!」 俺「…ぉお、おおおおおおお!!」 ペダルから足を離して小さな手を掴み、思い切り引き寄せる。 魔法力の上昇で黄金に染まる目にストライカーが爆発する一瞬がコマ送りに映る。 見えた未来を撃ち砕く様に、熱された鉄の様になったストライカーの強制脱出トリガーを引き千切る。 途端、ストライカーが爆発を開始する。 引き寄せた中尉を機内に入れ、背中で守るように胸にかき抱く。 待っていたかの様に爆発するストライカーの破片を、爆風を背中で全て受け、 焼けつく様な痛みに顔を歪めながら機体を水平に保つ。 俺「~~っつう……大丈夫、か?中尉」 マルセイユ「…お前の方が重傷じゃないか」 心配そうに俺を見上げる中尉に安心した瞬間、一気に視覚と聴覚、嗅覚が遠くなり、体中に深い倦怠感と激痛が走る。 予想外の苦痛に、思わず心臓を鷲付かんだ。 俺「がっ…あ゙ぁ゙ゔッ!?」 マルセイユ「お、おい俺!?どうした?どこか痛むのか!?」 聞こえない。マルセイユが胸を掴む右手に触れるのが分かるだけ。 一気に襲いかかった感覚に頭が回らない中、必死に中尉のおでこに額を付けた。 俺「大、丈夫だ。…ちと疲れただけさ」 マルセイユ『本当か?』 俺「本当だぜ?ちょっと、魔法力を使い過ぎただけだ」 マルセイユ『…ばーか』 俺「かっ、はっは、ありがとよ。あれを履いてまで来てくれて」 座り辛かったのか、中尉は俺の左太股に座る体勢に戻す。 下げていた頭にごんと、後頭部をぶつけられて少し痛かった。 マルセイユ「…お前がいなくなったら競争相手がいなくなるだろ?」 俺「そうだな…ありがとう、中尉」 マルセイユ「礼を言うのは私の方だ。ありがとう…俺」 ≪俺!マルセイユ!無事だった!?≫ 大人しかった無線から加東の叫び声が骨を通して伝わって来る。 やっと煙が晴れたのだろう。声には少しの安心と恐れが滲んでいた。 マルセイユ「ああ、どっちも生きてる…俺はグロッキーだけどな」 俺「ようカトー。タイガーバウムの部品全部取り寄せてくれると嬉しいなァ…」 ≪…任せなさい。良くやったわ二人とも。さ、みんなで基地に帰るわよ≫ マルセイユ「…そうだな帰ろう、みんなで」 俺「おうよ。さっさと酒が飲みてぇ」 いつもと変わらない二人に加東は思わず笑った。 なんだか涙が出そうになって、彼女はなんとか余裕そうに言いきった。 ≪ふふ、用意するように言っておく。先に帰るからゆっくり来なさい≫ たった数回話しただけで通信を終えた。 二人の無事に張りつめた緊張が解け、加東は溜息をついた。 稲垣「………ケイさん」 ペットゲン「ティナは?俺も大丈夫だった?」 振り返ると、若干震える稲垣とペットゲンが加東を見ていた。 戦闘中に無線が壊れた二人にはさっきの会話は聞こえていない。 そこまで考えると、加東の頭に一つ、名案が浮かんだ。 加東「………それが」 稲垣「そんな…」 ペットゲン「嘘でしょ?ねえ、ケイ…?」 黙り込んで片手で顔を覆う加東に二人が涙をあふれさせる。 加東の震える肩を見て最悪の結末が頭をよぎり、稲垣は嗚咽を抑えきれなかった。 加東「ぶふっ…くくっ………」 ペットゲン「………ケイ?」 加東「くっ…あははっ!冗談冗談!二人とも生きてるわ!私達の勝ちよ!」 稲垣「……うぇ?」 あまりに真剣に受け止める二人に申し訳なさ二割、楽しさ八割で限界だと加東が笑う。 放心する二人、加東の無線から聞える司令部からの罵声。 ペットゲンは無表情で加東に銃口を向ける。 ペットゲン「……どうしようケイ、私まだ弾余ってる」 加東「いやいやいや冗談だってライーサ!ほら、フソウジョーク!」 稲垣「そんなもの知りません!」 加東「ひいっ、アハトアハトは振り回すものじゃないわよ!?」 間一髪で振り下ろされたアハトアハトを避ける。 こういう時ですら当たらない加東にペットゲンは安全装置を外した。 ペットゲン「悲しみを返せーーーー!!!」 マルセイユ『なあ俺』 俺「なんだぁ?中尉」 マルセイユ『無線付けてるんだから頭くっ付ける必要ないだろ?』 俺「……中尉がくっ付いててくれないと魔法力が回復しねぇんだよ」 そう言って夕焼けに染まる亜麻色の髪に鼻を埋めながら呟く。 こっちの骨伝導の方が心地いいのに。 マルセイユ「へえ」 俺「ああ、いい匂いだったのに…」 ひょいと頭を動かすと情けない声が響いた。 マルセイユ「バカ虎…まあ、これがお前か」 俺「おうよ」 覇気のない声で俺が笑う。 背中を預け、血が着くと怒られるが無視した。 大きな傷は魔法力開放による細胞の活性化で大体治ったらしい。 ふと目を正面に向けると操縦桿を持つ手も傷だらけだった。右手は特にひどい。 マルセイユ「俺。手、どけろ」 俺「…本気で地獄までランデブーする気になったか?」 マルセイユ「ばか、早くしろ!」 俺「はっはっは、すまんすまん」 操縦桿を握り、上に浮いた俺の手を自分の手の上にかぶせる。 すっぽりと隠れた自分の手に笑みが零れた。 マルセイユ「これなら、痛くないだろ?」 俺「……おう」 半分振り向きながら笑うマルセイユに、 落ちる日に顔を赤く染めながら俺は答えた。 とろりと太陽が西に落ちて行く。西は赤く輝く太陽に染め上げられ、東からは夜が青い緞帳を下ろす二つの色が、神秘的な雰囲気を醸し出していた。 基地はすでにお祭り騒ぎだった。 俺の嘘の報告を信じていた指令部は、帰って来た地上部隊からの報告で大騒ぎだったらしい。 慌てて周波数を変えれば激戦の真っ只中。しかも中尉のエンジンが壊れ、俺との言い合いをしている最中に無線機が故障したらしく パットンが兵を集めて救援に行こうとするわ、モントゴメリーがノイエ・カールスラントに直訴しようと駆けだすのを抑えるわの大騒ぎ。 一番ひどかったのがロンメル。 自分の失態だと嘆き、格納庫でずっと立ち竦んだまま動かず、一番重傷だった。 俺がマルセイユを抱えてタイガーバウムから飛び降り、中尉の無事を確認するや否や謝罪を泣きながら繰り返して彼女を抱きしめていた。 その後俺はライーサとマミに抱きつかれて泣かれ、兄弟達には感謝と激励の言葉と共に殴り合いになった。 中尉はこれからの処遇の説明の為、将軍達のテントに連れ去られた。ついでにカトーも。 戦闘の報告と壊れた経緯を聴くらしい。 現在格納庫と滑走路では無事を祝う宴会が開かれているが、俺はこっそり抜け出し、人気のないテントの脇でぶっ倒れていた。 俺「……かっは、は、情けねえ…な」 戦闘終了時から続いていた倦怠と激痛、感覚が不安定になっての気持ち悪さでまともな考えが出来ない。 それどころか力すら入らず、寒い筈なのに脂汗がじっとりと溢れ、荒い息を繰り返す。 早く軍医の所に行って状態を確認しないと、動こうとした瞬間、砂が揺れ、来訪者を告げる。 俺(見られたら…終わりだ……) 自分のすぐ横まで来た振動に焦りながら、必死に声を作り、モノクロに霞む眼を向けた。 俺「…だれ、だ?」 少し砂が揺れたかと思うとがつりと、額に衝撃が走り、横倒れになった肩に手を掛けられた。 『おい!大丈夫か!?』 俺「……ちゅうい?」 マルセイユ『…やっぱり駄目だったじゃないか』 俺「か、は。反省会は、終わったか?」 マルセイユ『ああ…お前の読み通り、故障の原因は使い魔の死亡だ』 俺「耳羽が…かったのは、その所為か…」 マルセイユ『もうこんな事はしないってロンメルが。明日、あの空域の下で弔った後、一度本国へ帰る…だから――』 俺「任せとけ。…お前の、空は…俺が守る」 ぐらぐらと揺れ霞む視界に耐えながら笑う。 マルセイユの気配が揺れるのを肌で感じた。 マルセイユ『一週間程で帰って来る。その間を頼むぞ』 俺「言われなくても」 マルセイユ『さて、軍医の所へ行くぞ……あ』 いつもの調子で力を使おうとしたマルセイユの動きが止まる。 使い魔の力を失った少女にはこの体は重すぎる。 何より、相棒がいなくなった現実が突き付けられたようで。 微かに伝わる震えと、頬に滴の落ちた感覚に、俺が口を開いた。 俺「…なくな。お前の泣き顔は、見たくない」 マルセイユ『……泣いてなんかない。お前が重すぎるのがいけないんだ』 俺「はは、っは。このまま、ほうっておけば―――――」 「こんなこともあろうかと!!」 月光を背に、一人の男が現れる。 マルセイユ「せ、整備班長!?」 俺「なんだ?誰か来たのか?」 班長「骨伝導式無線機を用意しておいたのさ!!」 マルセイユにはやさしく手渡し、俺の耳には突っ込む。 俺「だぁ!?…何しやがる!」 班長「バーカ!手負いの虎が何喚いてやがる!」 俺「うおっ!?…無線機?」 班長「整備班長特製骨伝導式無線機だ。整備班長舐めんなよ?」 俺「はっは…ありがとよ」 マルセイユ「丁度良かった班長。コイツを軍医の所まで運ぶぞ」 班長「お安い御用で、中尉」 俺の腕を肩に回したマルセイユが立とうとするが、重みでよろける。 すかさず班長が左腕を抱えて立ち上がる。 俺「…重いだろうが、ほっとけ」 マルセイユ「礼だ」 班長「だとよ。ほら行くぞ」 なんとなく情けない気持ちになったが今は甘える事にしよう…諦めたように笑って引きずられる。 そのうちふと、戦闘中の違和感を思い出した。 俺「…班長、エンジンいじくったろ?」 班長「バレたか…」 俺「ああ、そのお陰で助かった。ありがとよ」 あの時自分はエルドラドの魔法力に手を出し、使い切って死ぬはずだった。 班長が経路を変えなかったら、本当に死んでいただろう。 その代償がこの様でも、安いものだ。 訳が分からないという様に眉を顰める班長になんでもないと言いながら、軍医の元へと引きずられた。 その後俺は、軍医殿から数日間の絶対安静を仰せつかった。 次へ 前へ ページ先頭へ